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新体系 ORACLE MASTER Silver DBA 2019の試験範囲を調べてみた

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2018年の秋からOracleの勉強をはじめました。
現在、ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12cを取得しています。
「よし、次はSilverだ!」と思っていた矢先にOracleが新しい試験体系を公開しました。

【目次】

新体系になって何が変わったの?

新体系の認定資格は、以下のようなユーザを想定して再設定がされました。

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https://www.oracle.com/jp/education/index-172250-ja.html より引用

ORACLE MASTER 新資格体系のポイント

Gold DBA に挑戦しやすくなりました:
DB 管理者にはマルチテナントやバックアップ・リカバリのスキルは必須。そこで、Gold DBA まで挑戦しやすくするために要履修コースをなくし、また必要な試験数を 4 試験から 2 試験に減らしました。

Silver DBA に挑戦しやすくなりました:
Gold DBA まで必要としない運用担当者の方には Silver DBA がお勧めです。Silver DBA に挑戦しやすくするために Bronze DBA の取得を任意としました。1 試験の合格で Silver DBA に認定されます。

Bronze DBA は DB 基礎知識を証明します:
全 IT エンジニアに必要となる DB の基礎知識を証明する資格として Bronze DBA を再定義しました。

Silver SQLSQL のスキルを証明します:
開発者やデータ・アナリスト向けに SQL のスキルを証明する資格を提供します。

ORACLE MASTER Portal - be an ORACLE MASTER - | オラクル認定資格制度 | Oracle University
「2020年1月以降にリリースされる試験から ORACLE MASTER 新資格体系が導入されます」より引用

もっともショックだった改変は

Bronzeを取らなくても、Silverが受験できるようになったこと!

なんてこったいorz
73,208円が〜!(DBAを1回落ちた)

良いと思った変更は、Gold取得のために必須だった講習に出席しなくてもよくなったことです。
講習によりますが20万円〜40万円ぐらい費用がかかりますからね。

試験範囲はどうなったの?

ORACLE MASTER Silver DBA 2019の認定を受けるには、「Oracle Database Administration I(試験番号:1Z0-082)」に合格する必要があります。
この試験にSQLが含まれることになりました。

旧体系のSilver DBA 12cでは、DBAの知識に特化した試験が出されており、SQLはほぼ出てきません。
これはどう言う改変をしたのだろうと思い調べてみました。

なお、下記の内容は2020/04/08時点のものです。
試験範囲が今後変わる可能性もありますので、公式サイトの出題範囲も必ず確認してください。
また、この時点で私は試験を受けていないので、テキストの内容と比較しての予想となります。

https://education.oracle.com/ja/oracle-database-administration-i/pexam_1Z0-082

Oracle Database 12c Administrationの範囲に該当する内容

DBAの出題範囲ですが、旧体系の内容と比べると量が半分に減っています。
黒本で言うと解説編1と解説編2「データの移動」が出題範囲です。
なお、解説編2の内容はGoldの出題範囲に変更されたようです。

▼結局、白本の12cは出版されませんでしたね……。残念。

 

1. Oracle Databaseアーキテクチャの理解

2. ユーザー、ロールおよび権限の管理

  • ユーザーへの割当て制限の割当て
  • 権限の最小化の原則の適用
  • プロファイルの作成および割当て
  • ユーザー認証方法の管理
  • Oracle Databaseのユーザー、権限およびロールの管理

3. データの移動

  • 外部表の使用
  • Oracle Data Pumpの使用
  • SQL*Loaderの使用

4. Oracle Net Servicesの設定

  • Oracle Net Services Administration Toolsの使用
  • データベース・インスタンス間の通信の設定
  • Oracle Net Listenerの設定
  • Oracle Databaseインスタンスへの接続
  • 専用サーバー構成と共有サーバー構成の比較
  • ネーミング・メソッドの管理

5. UNDOの管理

  • トランザクションおよびUNDOデータの理解
  • UNDO情報の格納
  • UNDO保存の設定
  • UNDOデータとREDOデータの比較
  • 一時UNDOの理解

6. データベース・インスタンスの管理

  • Oracle Databaseインスタンスの起動
  • データ・ディクショナリ・ビューの使用
  • Oracle Databaseインスタンスの停止
  • 動的パフォーマンス・ビューの使用
  • 自動診断リポジトリADR)の使用
  • アラート・ログとトレース・ファイルの使用
  • 初期化パラメータ・ファイルの管理

7.ストレージの管理

  • 再開可能領域割当ての管理
  • セグメントの縮小
  • セグメント作成の遅延
  • 領域節約機能の使用
  • Oracle Databaseの領域管理機能のデプロイ
  • 様々なタイプのセグメントの管理
  • 表および行の圧縮の使用
  • ブロック領域管理の理解

8. Oracleが提供するツールを使用したOracle Databaseへのアクセス

  • Database Configuration Assistant(DBCA)の使用
  • Oracle Enterprise Manager Cloud Controlの使用
  • Oracle Enterprise Manager Database Expressの使用
  • SQL Developerの使用
  • SQL Plusの使用

9. 表領域およびデータファイルの管理

  • 表領域情報の表示
  • 表領域の作成、変更および削除
  • 表のデータ・ストレージの管理
  • Oracle Managed Filesの実装
  • オンライン・データ・ファイルの移動および名前変更

12c SQL基礎 [12c SQL] の範囲に該当する内容

旧体系の’Silver’にはなかったSQLが出題されます。
と言うよりは、

Bronzeからそっくりそのまま移動してきた

と言った方がよさそうです。
つまり、今Bronze 12cを持っている人が、新体系のSilverを受けると半分近くの出題が1度勉強して合格した内容……。

なんてこったい

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参考書は白本でいけると予想します。 

10. 変換関数および条件式の使用

  • NVL、NULLIFおよびCOALESCE関数のデータへの適用
  • 暗黙的および明示的なデータ型変換の理解
  • TO_CHAR、TO_NUMBERおよびTO_DATE変換関数の使用
  • 複数の関数のネスト

11. SET演算子の使用

  • SELECT文の照合
  • set演算でのORDER BY句の使用
  • INTERSECT演算子の使用
  • MINUS演算子の使用
  • UNIONおよびUNION ALL演算子の使用

12. ビューの管理
 ※Bronze DBA 12c のスキーマオブジェクトの内容もチェック

  • ビューの管理

13. SQLのSELECT文を使用したデータの取得

  • 列別名の使用
  • DESCRIBEコマンドの使用
  • SQLのSELECT文の使用
  • 連結演算子リテラル文字列、代替引用符演算子およびDISTINCTキーワードの使用
  • SELECT文での算術式およびNULL値の使用

14. グループ関数を使用した集計データのレポート

  • グループの結果の制限
  • データのグループの作成
  • グループ関数の使用

15. DML文を使用した表の管理

16. スキーマ・オブジェクトの管理

  • 一時表の作成および使用
  • 制約の管理

17. データの制限およびソート

  • 式内の演算子に対する優先順位ルールの適用
  • SQL文で返される行の制限
  • 置換変数の使用
  • DEFINEおよびVERIFYコマンドの使用

18. 結合を使用した複数の表のデータの表示

  • 自己結合の使用
  • 様々なタイプの結合の使用
  • 非等価結合の使用
  • 外部結合の使用

19. データ定義言語の理解

  • データ定義言語の使用

20. 異なるタイム・ゾーンでのデータの管理

  • CURRENT_DATE、CURRENT_TIMESTAMPおよびLOCALTIMESTAMPの使用
  • INTERVALデータ型の使用

21. 単一行関数を使用した出力のカスタマイズ

  • SQLのSELECT句およびWHERE句における文字関数を使用した文字列の操作
  • 日付データの算術演算の実行
  • ROUND、TRUNCおよびMOD関数を使用した数値の操作
  • 日付関数を使用した日付の操作

22. 副問合せを使用した問合せの解決

  • 単一行の副問合せの使用
  • 複数行の副問合せの使用

23. シーケンス、シノニムおよび索引の管理

  • 索引の管理
  • シノニムの管理
  • シーケンスの管理 

まとめ 

新体系では、DBAの内容が格段に少なくなりました。
これからチャレンジする人には難易度的にも、お財布的にも良いかもしれません。
しかし、気をつけないと企業(現場)とのミスマッチが起きそうな予感がします。

新旧の試験範囲の違いを知らないと、バックアップやリカバリー、パフォーマンスが管理できると勘違いされそうです。

開発担当者なら新体系のSilverまでで問題ないと思います。
DBの保守・運用業務が発生する人は、旧体系のSilver DBA 12cか新体系のGoldまで取った方が良いと感じました。